多種多様なキャリア形成の前提としてのマナーと敬語

看護師のための敬語講座

正しい言葉遣いと適正な敬語を使えるようになってキャリア転職を目指す

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看護師のキャリア形成

以前は看護師のキャリアといえば病院勤務以外に選択肢はありませんでした。ですが、数年前から看護師のキャリア選択肢はどんどん広がりを見せています。このような看護師のキャリアに多様な選択肢が生まれた背景には社会全体の大きな変化が影響しています。病院看護師であっても日々の看護だけではなく、専門を極めて専門看護師や認定看護師になることができます。ケアマネジャーの資格を取得したり、訪問看護ステーションを起業して介護の領域に参入する看護師も増えてきました。なかには一般企業に就職するなど病院以外のフィールドで活躍する看護師も徐々に増えてきています。

時代と共に変化するキャリア

少子高齢化が進むにつれ保健・医療・福祉のニーズは右肩上がりに高まっており、国民は医療の質を求めるようになってきました。より高度で安全な医療を便利に受けられるようにと思うニーズが増えてきたのです。一方で、90年代後半以降、医療費は抑制される流れにありました。財源が足りないのに質の高い医療を求められるので病院は大変です。その中でも人数の多い看護師の存在が以前にも増して脚光をあびるようになりました。かつては、いわゆるOJTばかりで日々の看護の中で各人がスキルを身につけていましたが、現在は国や病院が看護師のスキルアップを応援してくれているのです。そんな環境の中でスキルアップをしながら自分のキャリアを考えることができるようになってきました。そしてキャリアを考えていく際にキャリア・アンカーという言葉を聞くことが増えてきました。

キャリア・アンカーとは?

アンカーとは船につなぐ錨のことです。キャリア・アンカーとは、キャリアを考えるときに自分自身の中で揺らがないもっとも大切な判断基準を指します。この判断基準であるキャリア・アンカーにはいくつものタイプがあります。
・テクニカルタイプは、特定の分野で技術を高め、限られた領域で自分の技能を発揮するタイプ
・マネージャータイプは、責任感が強くリーダーシップを発揮し組織を管理するタイプ
・フリーランスタイプは、自分のペースで仕事をこなし、組織の一員になることを窮屈に感じるタイプ
・安定タイプは、高い地位や専門制にはこだわらず、まわりの人と同一であることを好むタイプ
・クリエイティブタイプは、起業したり有名になったり自分を高めることでモチベーションがアップするタイプ
これらのタイプを自分に当てはめて自己チェックをするだけで今後の進むべき道を決めることはできません。しかしながら、女性は年齢に応じて生活スタイルが大きく変化するので自分の性格を振返り、どのタイプかを知ることは先々を考える際の目安にはなります。多様な選択肢のなかから、もっとも自分に合ったキャリアを選ぶ参考にしてみてください。